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イベント
【日時】2025年11月21日(金)19:30〜21:00
オンライン講座「北欧の学びの本質を探る旅:野外教育の視点から」
フィンランド・スウェーデン報告会

2015年秋、「教育先進国」と言われる北欧スウェーデンを訪ね、3週間ほどかけて「森の中で学ぶ」教育の現場を見てまわりました。森の体験と学校での学習が結びついた「森と学び」の拠点施設である〈自然学校〉、幼児期の「遊びと学び」の基礎を形づくる〈森のようちえん〉、ケアと一人ひとりの主体性を軸にした〈デイケアセンター〉など、野外のフィールドを活用した体験学習のアプローチが、教育活動の一部として根付いている様子を観察しました。
北欧の野外教育リーダーや教育者たちと話しをしていると、必ずと言っていいほど「民主主義」や「ウェルビーイング」という言葉を耳にします。野外で学ぶことは、「社会の基盤である民主主義を形づくるためのアプローチの一つ」であり、学びの目的は教員や保護者の期待に応えるためでも成績のためでもなく、「子どもたち一人ひとりのウェルビーイングのためにある」のだと。それ以来、10年かけて北欧の国々に何度も通いながら、野外での活動が北欧教育の理念や価値観とどのように結びついているのか、その学びの本質を探る旅を続けてきました。
野外での豊かな遊びを通した体験が、いかに生涯にわたる学びの出発点になるのか。自らの興味や好奇心から始まる主体的な活動が、いかに自分自身の「学び方を学ぶ」ことにつながるのか。テストや成績のために学ぶのではなく、「自分自身のために学ぶ」北欧教育のあり方とはどんなものなのか。そうした問いを掲げながら、これまでの視察報告と参加者の皆さんとのディスカッションを通して、野外で学ぶことの意味とこれからの学びのあり方について、一緒に考えてみたいと思います。
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【日時】2025年11月21日(金)19:30〜21:00
【会場】オンラインZoomミーティング
【スピーカー】山本 風音(合同会社ラーニングアウトドア)
【スケジュール】
19:30 − 20:30 話題提供(プレゼンテーション)
20:30 − 21:00 質疑応答・ディスカッション
【参加費】
1,000円
【お申し込み】
下記のSTORESのページよりチケットを購入してください。
購入後にZoomリンクを記載したPDFファイルがダウンロードできます。
https://learningoutdoor.stores.jp/items/690623106dd9a9a5ede3e4eb
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【話したいトピック】
・2025年5月のフィンランド視察報告
・北欧の自然と共にある暮らし
・野外教育は「自然について」を学ぶだけではない
・スウェーデンの自然学校:「森と学びをつなげる仕組み」
・Learning through Landscapes :体験を通して学び方を学ぶ
・体験を学びにつなげるファシリテーターとしての教師
・多様な学びのアプローチ:心理学、認知科学、教育哲学のアカデミックな裏付け
・安心できる学びの場:比べない、競わない、価値づけない
【考えたい問い】
・北欧の教育は「個人の自由と自己責任」なのか?
・北欧の知識観「知るとは、学ぶとはどういうこと?」
・「野外で子どもを自由にさせると何をするかわからない」は本当?
・信頼関係をベースにした教育システム
・自己決定する学校、クラス、生徒たち
・教育の目的は子どもたちが「よく生きる」こと
・野外で学ぶと何が良いのだろう?

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