「オンライン・ワークショップ（全２回）：遊びの中で取り入れる〈野外で算数〉の実践」

【テーマ】
・子どもたちの遊びから、〈野外で算数〉の活動にスムーズにつなげるには？
・子どもの遊びの中から〈学びの要素〉を見つけ、学びを発展させるには？　包括的な学びにつなげるには？
・子どもたちの学びを観察し記録する〈ドキュメンテーション〉について



＊　（以下詳細）　＊



スウェーデンの野外学習教材〈野外で算数〉には、「シークレットバッグ」「１メートルのひも」「分類ゲーム」など、子どもたちが遊びながら楽しく算数に触れられるような、野外のアクティビティが数多く紹介されています。
では、このテキストの活動を、子どもたちと関わる実際の教育現場でどのように取り入れていけばいいのでしょうか。また、〈遊び〉を重視した算数の楽しい活動を、子どもたちの〈学び〉にどうのようにつなげていけばいいのでしょうか。

今回のダイアローグでは、スウェーデン・ストックホルムの野外プレスクールに勤務されている巽朝菜さんをゲストに迎えます。就学前学校の実際の現場で行われている〈野外で算数〉の実践の様子や、スウェーデンの学びに対する考え方や教育者の役割について、そして子どもの観察し記録する〈ドキュメンテーション〉について、お話を伺います。


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〈野外で算数〉のポイントのひとつは、教室で行われる頭の中だけの理論的で概念的な学習から、一歩外に飛び出して、身体を動かし五感を働かせる主体的で体験を通した学びへと、〈学びの姿勢〉を切り替えることです。そのためにはまず、子どもたちの「楽しい」「やってみたい」という気持ちから始めることが大切です。

そのように子どもたち自身の遊びをベースとした場合、そのとき私たち教育者は、日々の遊びから算数の活動にどのようにスムーズにつなげていけばいいのでしょうか。また、子どもの遊びをどのように観察し、その中から学びの要素を見つけ、導いていけばいいのでしょうか。

今回は、スウェーデンの考え方や実践例を参考にしながら、〈野外で算数〉の活動を実際の現場に活用するためのアイデアについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


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【日時】
1回目：2022年5月22日（日）16:00 ～ 18:00
2回目：2022年6月19日（日）16:00 ～ 18:00
＊両日とも参加できる方が対象です。アーカイブ配信はありません。

【会場】Zoomミーティング
【参加費】5000円（2回分）
【定員】20名

【こんな方に参加してほしい】
幼稚園の先生、保育士、幼児期の子どもに関わる人、小学校の先生、野外教育リーダー、子どもをどのように遊ばせたらいいか迷っている親御さん、など 両日ともに参加できる方


【ゲスト】巽 朝菜さん （Asana Tatsumi）
スウェーデン在住、保育士。ストックホルム野外プリスクールに勤務。天気にかかわらず、自然のなかで過ごしながら、四季折々の野外教育を実践中。大学・大学院（中退）こどもの発達と臨床心理学専攻。助産院にて乳幼児期のこどもと親のサポートに従事。2014年スウェーデン渡航、自園のエコスクールとこどもの権利の責任者。自然環境教育とこどもの権利条約の推進に取組む。

【進行・聞き手】
山本幹彦、山本草（NPO法人当別エコロジカルコミュニティー）
山本風音（合同会社ラーニングアウトドア）



【おおまかな内容】
〈１回目〉
１）スウェーデンの就学前学校について ・こどもの視点に立つということ ・こどもを導いていく教育者の役割
２）野外で算数とは何か ・算数を通して子どもたちは何を学ぶのか ・プリスクールで算数を教えることについて
３）野外プリスクールの実践例とドキュメンテーションについて
４）参加者どうしのグループディスカッション
５）２回目までの宿題：子どもの〈算数の学び〉を記録する

〈2回目〉
１）宿題の発表と共有
２）ディスカッション
３）まとめとふりかえり

＊詳しい内容は変更となる場合があります。



【お申し込み】
定員に達しましたので、申し込みを締め切りました。


【注意事項】
＊参加者の皆さんを交えた対話型のイベントです。ゲストからのプレゼンテーションの他、途中に話し合いの時間があります。なるべく「耳だけ参加」ではなく、マイクとカメラをオンにしてご参加ください。
＊開始15分前（15:45）から受付を行います。時間までにZoomルームにお入りください。
＊原則として、お支払い完了後の返金はできませんのでご了承ください。


【主催】合同会社ラーニングアウトドア、NPO法人当別エコロジカルコミュニティー